名古屋の医学部専門予備校と受験事情を紹介
そもそも医学部は定員が100人前後と非常に狭き門であり、全科目を偏差値60以上にまで上げる必要があるので、大学受験の中で最難関といわれています。
志願者数は年々増加しており、当然倍率も上がるので、よりいっそう医学部合格は難しくなってしまいます。
そんな中で、少しでも医学部合格の可能性を上げるためには、医学部予備校を活用するとよいでしょう。
今回は三大都市の一つである「名古屋」での医学部予備校事情について紹介していこうと思います。
医学部予備校とは
そもそも医学部予備校がどのようなところかご存じでしょうか。
医学部予備校には、河合塾や駿台などの大手予備校と大きく異なる点が3つあります。
医学部に特化
大手予備校の場合、東大・京大などについてはエキスパートといえる講師陣が勢ぞろいですが、医学部専門で普段から授業をしている訳ではありません。
医学部専用のコースも設置はされていますが、講師が医学部を専門に指導していないため、医学部受験対策といわれると微妙です。
一方、医学部予備校では医学部受験に特化した専門講師たちが、近年の傾向を踏まえた指導をしてくれるため、より合格率は高くなると言えます。
医学部予備校では数々の医学部合格者を輩出していて、医学部合格に関るノウハウを熟知しているため、生徒は最短経路での合格をつかめると言えるでしょう。
個別指導or少人数制
大手予備校では、大教室に100人以上が集まって講義を受けることが多く、うまく使うことが出来なければただ情報を聞いているだけになってしまいます。
一方で医学部予備校の場合は個別指導もしくは少人数制なので、授業の際にすべてを吸収するつもりで集中できます。
また、講師と生徒間の距離が近いことで生徒の苦手分野を即座に把握することが可能であり、苦手分野に沿った指導をしてもらえます。
苦手を一つ一つ潰すことは、医学部受験において必須なので合格率がぐんと上がるでしょう。
綿密なサポート
大手予備校もサポートは充実していますが、どちらかというと設備面だけで、授業外のサポートはそこまで期待できません。
受験までのスケジュール管理や、日々の学習状況の把握などは行ってはくれません。
学費は高くなりますが、医学部予備校では上記のような教育サポートに加え、メンタルケアや自分に合った志望校の情報収集などを行ってくれます。
医学部予備校では定期的に面談を行い、生徒の学習状況を徹底的に管理してくれるため、自己管理が苦手な受験生でも効率よく学力を伸ばしていくことができます。
愛知、名古屋は医学部受験が白熱
名古屋は東京、大阪と並んで日本三大都市の一つです。
一般に大都市には医学部が複数校存在することが多いですが、名古屋にも名古屋大学、名古屋市立大学、愛知医科大学、藤田医科大学の4校があるため、医学部受験をしやすい環境にあります。
また、医学部進学者数全国1位の名門、東海高校があるため、医学部を目指す学生は非常に多いです。
そのため、名古屋の医学部受験は全国的に見ても白熱していて、こうした現場には医学部予備校が名古屋校舎を設立し、名古屋での医学部受験をより充実させます。
実際、名古屋には医学部予備校が複数あり、どの医学部予備校も個々の強みを持って生徒の医学部合格への後押しをしています。
名古屋の医学部予備校
メディカルラボ名古屋校
メディカルラボ名古屋校は名古屋駅から地下でつながっている大名古屋ビルディングと呼ばれる高層ビルにあり、アクセスの良さは抜群です。
メディカルラボの特徴は授業形式が「完全個別指導」であること。
「担任+各教科のプロ講師」が一丸となり、個別カリキュラムを用いた完全個別指導はもちろん、学習習慣や生活のサポートもしながら生徒を合格へと導きます。
2022年度入試では、名古屋校1校舎で計222名の生徒が医学部に合格しており、また、メディカルラボ自体は医学部予備校の中で最も合格者数が多いです。
ネット通信での完全個別指導も行っていて、遠方の学生でも質の高い授業をうけることが可能です。
メルリックス学院名古屋校
メルリックス学院名古屋校は、名古屋駅前から徒歩5分という好立地にある医学部予備校です。
特徴は各年の入塾者を25人と制限していて、人数制限を設けることで教師、教務スタッフ、現役医学生チューターが連携を取りながら医学部合格に向けて手厚く指導します。
メルリックス学院の授業では、一方向式の指導ではなく、生徒と講師がキャッチボールをする参加型授業なので、真に理解しているかどうかがすぐにわかります。
また、一般入試だけでなく推薦入試や編入試験についての授業もかなり強いです。
ネット通信による個別指導も行っているので、遠方の学生でも授業を受けることが可能です。
富士学院名古屋校
富士学院名古屋校は名古屋駅から徒歩7分ほどと、愛知の玄関口である名古屋駅から少し距離を置くことで、都会の喧騒から離れて学習できる医学部予備校です。
放任でもなく強制でもなく、生徒一人ひとりの自覚と自立を促す富士学院独自の「教え育む」教育を全体の教育方針として掲げています。
富士学院名古屋校のだけ2022年度の医学部合格者率は驚異の53.3%であり、高い合格率を誇っています。
オンラインでの受験相談も常に行っているため、本当にいい距離感で生徒を教え育んでくれるのでおすすめです。
メディカルトレナ
メディカルトレナは名古屋市東区の車道駅を最寄りとする、医学部予備校です。
授業の学習内容の定着度を上げるために、小テストや単元テストを用意し、そして合格できる正しい学習方法で復習を行う授業です。
学習効果を最大限上げる方法で指導するので、膨大な量の問題を解くのではなく、質の高い問題を効率よくおさえることに重きを置いています。
また、ポリシーとして「余裕をもって合格」することを掲げていて、本番に正解できる力を1年間で教え込むので、かなり質の高い指導を受けられるでしょう。
このポリシーによって私立だけでなく、難関国公立医学部にも合格者を輩出している実績があります。
KGS
KGSは名古屋市の中でも吹上と呼ばれる、落ち着いた雰囲気の住宅街に所在を置いていて、勉強に集中できる環境が整っている医学部予備校です。
医学部入試の動向を徹底的に分析し、それをもとに作られた教材は一級品であり、それを使って生徒ごとの勉強計画を練るのがポイント。
確認テストや添削が豊富なので、自分では気づけなかった苦手をあぶりだせます。
KGS1校舎での医学部志望者の合格率は驚異の80%以上で、その合格率の高さから、名古屋の医学部予備校ですが全国から生徒が集まります。
医学部再受験生専門のコースもあるので、医学部再受験生にはかなり条件がいいでしょう。
まとめ
名古屋は、全国的に見ても医学部受験が白熱しているのは間違いありません。
そんな名古屋には複数の医学部予備校が乱立していて、自分にはどの医学部予備校が合うのかが分かりづらくなっているかと思います。
どの医学部予備校も授業の質や学習環境そのものは大きく変わりはないはずです。
しかし、個々の性格によって合う・合わないは確実にあるので、まずは自分にとってよさそうな医学部予備校を見つけてみましょう。
気になる医学部予備校を絞ったら、次は資料請求や体験授業・面談をしてもらい、自分にとって最善の医学部予備校を選ぶことが大事です。
是非ご家庭で話し合って決めてください。